混合・圧縮・点火その2

不意に車が止まってしまった場合の確認として前回は燃料系、

今回は電気系を調べます。

どうしても自分でやらなければいけない場合を除いで出来れば レッカーを
呼ぶなどして専門店に任すのを進めます。

慣れてくると自分で出来る作業もあり、一時しのぎで車を動かせる
部分があります。

また、状況を説明するにも各部名称は覚えていて 損は無いと思います。

エンジンに向かって正面にバッテリー 左側にイグニッションコイルや
ディストリビューターが あります。 ファイル_000 (63)

 

ファイル_001 (221)

バッテリー(12V) ⇒ イグニッションコイルで電圧を増幅(25kv~35kv)
⇒ ディストリビューターで分配と点火を担います。

ダイナモは発電機なのでこれが壊れるとバッテリーに充電がされません。
(何かしら前兆があると思います。)

右上の銀色の円柱状の筒はイグニッションコイル。
バッテリーの電圧を点火プラグの 放電に必要な電圧に高めます。
急に壊れる事もありますので車載の部品として常備して下さい。

ここでは配線の劣化や断線に注意。テスターがあれば配線通電チックをします。
交換方法は配線2本の脱着(+=は間違わないように)そしてブラケットを緩めて
本体交換となります。

このイグニッションコイルで作られた高電圧をタイミング良く
(ガソリンが燃焼室で圧縮されたタイミング) プラグでスパークさせます。

この役割をしているのがディストリビューター デスビキャップを外すと
中にはポイント、コンデンサー、ローター。 1ファイル_004 (6)   ポイントの隙間で火花を発生させますが、使用していく過程で焼損や劣化をします。

このポイントの接点の焼損を食い止める役目がコンデンサー。(ポイントで発生する火花を吸収)これも古くなると火花を吸収できる量が低下して、ポイントの寿命を短くしてしまうそうです。

火花を発生させるポイントギャップ(ポイントの隙間)の調整は上死点
(ピストンの頂点、ガソリンが圧縮されるタイミング)で0.3~0.5mm位
(デスビローターを抜くとデスビシャフトが見えてこれが4角形この4隅で ポイントが開きます。)

そしてデスビローターがデスビキャップ側にある接点4か所(4気筒)に電気を振り分けます。 ファイル_002 (12) これは絶縁性の高いプラスチック製ですが、劣化やひび割れが起こります。

その劣化、ヒビは失火の原因となり正しい点火が行われません。

この部品の一つ一つがいかにタイミングよく力強い火花をスパークプラグに 送るかを考え作られています。

急な不調の確認ポイントがデスビ回りに集中しています。

プラグに火が飛んでいるか コンタクトポイントに火花が飛んでいるか デスビキャップに割れや端子の劣化が無いか 断線が無いか

その為、エマージェンシーキットの内容が写真の様な中身でした。
(プラグコードはエマージェンシーキットとしては・・・) ファイル_001 (23) 価格¥6250-(税抜き)

その他各種部品取り扱いあります。

お問い合わせは
株式会社 バンブーシュート
電話046-884-9356    

 

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