一手間、二手間、それ以上。モーリスマイナーは構成パーツが多いんです。
practical CLASSICS Top100 (実用的なクラシックカートップ100)で1位となったモーリスマイナー
半世紀もの間、実用的に使われていれば歪みや劣化、衝突などボディには様々な力が加わっています。それでも当時の物造りは鉄板も厚くシッカリしていたので今日まで残る事が出来ました。
これからさらに公道で現代の車と一緒に走って行くには真っすぐ走り、シッカリ止まるという基本に忠実な整備をしなければなりません。強度を考えず、見た目だけで誤魔化してはとても危険です。そしてせっかく手を掛けるのであれば一手間、さらにそれ以上かけて今後の数十年に耐えられる様にしたいですね。
今回、グレイスで作業しているマイナー右側が押されて中に入ってしまったボディ
根本的な原因を取り除く為、旧い鉄板を外します。
モーリスマイナーは新しいフレームも新品で入手可能です。
そしてパネルも新調。
ここまで綺麗になるともう一手間掛けてしまいますね。
一部を継ぎ接ぎするのではなくポイントを押さえた板金が必要です。
下は英国のレストア写真ですが、板金レストアとしてはチョット残念
一枚物で力を受けれるところで溶接した方が良いですね。
モノコックボディのモーリスマイナーは変に歪んでしまうとそこに余計な力が集中してしまうので特にボディが重要になります。
ボディを作るのが一番手間がかかります。何度も何度も付けては外しを繰り返し調整していきます。見た目は地味な作業ですが経験が物を言う作業です。
この様な作業がグレイスでは見る事が出来ます。
自分の車がどの様に整備されているのかを見ると車の扱い方が変わります。
一緒に見に行ってみませんか。お問い合わせ頂ければご同行します。
(株)バンブーシュート
有山 勇人
電話046-884-9359