チョークを引く?

チョークを引いてエンジン始動。この時期はチョーク無し

自動車教習所で日常点検は必須でした。今の車の点検はどんな感じなのだろうか?
電気自動車はエンジンでは無いからオイルもラジエター液も点検する事は無いだろう。
その他の車もエンジンルームにカバーがされており、ボンネットを開けても非常に綺麗であるが点検する事を拒む作りになっています。

しかも今、ほとんどの車がコンピューター制御で動いていて下手に触ることができません、昔乗っていた車は左フロントをぶつけてしまった時、コンピューターを壊してしまい修理代で120万と言われ、車の査定などから結局廃車を進められました。ほかの部分は全く問題が無かったので非常にモッタイナイ気持ちで一杯でした。ハイブリッドでガソリン代は節約できたかもしれないが、その車の再利用でどれだけのコストが掛かってしまうのだろうか?など車との色んな思いもあったけれど結局廃車を決意しました。

さて、製造から60年以上経っているモーリスマイナー。エンジンをかける前に日常点検は必須です。  ラジエター液、オイルの量、バッテリー、ファンベルトなどチェックします。

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そしてMorris Minor 1000でも1962年製を境にエンジンのかけ方が少しだけ違います。
1962年以降の後期型(テールランプにオレンジ色のウインカーが組み込まれた一体型)はイグニッションキーを捻る事でセルモーターが回るので馴染みがあると思います。
これは国産の旧車、現代車にも多く採用されていました。
こちらは1964年製 ホンダS600のダッシュボード回りです。ハンドルの根元にあるのは実はハンドルロックで紛らわしいですが、イグニッションは右端のカギ穴です。

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チョークと ワイパーの 操作位置はマイナーと同じ、左端がチョークです。

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さて、マイナーですがメーター周りは至ってシンプル
1962年以前の前期型はカギを回してイグニッションON
メーター内の 緑と赤のランプが点灯します。

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右端のスターターレバーを引いてセルモーターがまわります。このレバーを引いてエンジンをかけるのが気持ちいいんです。
しかし、冬場など気温が下がると少しコツが必要かもしれません。個体によって癖が違う場合もあればオーナーさんだけが知っている儀式があるかもしれません。
基本的には左端にあるチョークレバーを引いてエンジンへのガソリン比率と高めます。エンジンをかける前にアクセルを1,2回あおる場合もあります。
比較的モーリスマイナーはエンジンがかけ易くチョークを引くだけで対応できている車両が多いです。
設計者が同じアレック・イシゴニスの大ヒット作であるminiのスタータースイッチも変わった所に
あります。気づき難い所なのでエンジンをかけるのに戸惑ってしまいます。
チョークは右端にありました。

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スターターはなんとシート脇の床面にありました。

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エンジンをかけるのも一つの楽しみになります。

ボンと一発でエンジンがかかる。これから 動き出す気持ちが高鳴ります。

 

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